僕のお父さんはワキガだ。

お母さんはワキガじゃない。

僕はいま中学2年生だけど、なんか制服とかくさいような気がしてワキガかも?って心配になっていた。

僕は知ってしまったんだ。

ワキガは遺伝するって・・・。

親が2人ともワキガだったら80%くらいの確率で遺伝する。

片親がワキガだったら50%の確率で遺伝する。

僕の場合、片親がワキガだから50%・・・。

ワキガはフェロモンらしいから、思春期に発病するらしい。

発病すると書いたけど、病気ではないらしい。

ワキガは病気じゃなくて体質なんだって。

だから、ワキガの臭い対策が必要なんだ!

外国人はほとんどワキガ持ちだから、香水の文化が発展しているとネットで見た。

日本人は、約10%くらいがワキガ体質らしい。

クラスに発育のいい女子がいるけれど、その子きっとワキガだと思う。

体育の授業の後とか汗をかいたら、キレイなシャツに着替えている。

トイレでデオドラントクリームをぬっていると、クラスの女子がひそひそ噂してた。

でも、その子はまったく気にしていない。

だってぜんぜん臭ってないからね。

たま~に、ネギ臭みたいな臭いがすることがあるけれど、僕は蓄膿症だからニオイがわからないときのほうが多い。

そんな彼女が、僕に言ったんだ。

ちゃまもワキガ?って。

ちゃま(あだな)は僕のこと。

もって?

僕は動揺した。

とうとう、僕のワキガが目覚めてきたんだ。

僕はお父さんにそっくりだから、しっかり遺伝したと思われる・・・。

ワキガは、アポクリン腺から出る汗をワキガ菌が食べて分解したときに出る強烈な臭いのことをいう。

というか、僕のお父さんのワキから出てるあのネギくさい臭いのことだ。

僕のお母さんは、あのニオイが好きだという。

僕は、前にテレビで見たことがあるんだけど、好きな人の体臭は気にならないという。

でも、好きじゃない人の体臭はスゴイ気になるらしい。

これが、いわゆるフェロモンということなんだって。

僕のお父さんは、ペンキ職人だからワキガのことを気にしていない。

ペンキのニオイのほうが強烈だからね。

将来は僕もペンキ職人になろうと思っているんだ。

話は変わるけど、僕は小さい頃にピーナッツが鼻の穴にどんだけ入るかが気になってひたすら鼻の穴に詰め込んだことがある。

どんどん入っていくから、僕はこわくなってお母さんに泣きついた。

お母さんはびっくりして、早く出しなさい!と言ったから、僕は鼻をかむようにブーって出したんだ。

でも、しばらくしたある日、お母さんが「なんか変な臭いしない?」って僕をくんくんしてきた。

変な臭いは僕から発生していることを突き止めたお母さんは、僕を病院に連れて行った。

お医者さんは「もう少し遅かったら死んでたかもしれないよ」って言った。

僕の鼻の中にはピーナッツが残っていて、腐って大変なことになっていたんだって。

それから、僕はニオイがわからないことが多くなって蓄膿症になってしまった。

蓄膿症のワキガもち・・・

自分はいいけど、周りの人は臭いっていうかな?

僕は、ワキガの彼女がずっと使っていると教えてくれたクリアネオというデオドラントクリームを買った。

というか、お母さんに買ってもらった。

着替えも持たせてもらうことにした。

僕は、覚悟を決めた。

ワキガで悩まない。

ワキガはクリアネオで対策できるって、彼女に聞いたから。